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【書籍】デヴィッド・バーン『音楽のはたらき』(2023)
¥3,000
SOLD OUT
トーキングヘッズのフロントマンであり、ワールドミュージックのレーベル「ルアカ・バップ」を設立し、自ら南米やカリブ諸地域を旅してさまざまな音楽・ミュージシャンとの交流や欧米シーンへの紹介・発掘を進めるなど、いまなお精力的な活動を続けるデイヴィッド・バーン。 『音楽のはたらき』とのタイトルであるが、それは音楽が聴衆にどうはたらきかけるか、というよりはむしろ、音楽ビジネスが社会の中でどう作用しているか、という方向性であり、下記目次のほんの一部を見てもらっても分かるとおり、かなり実践的な音楽ビジネスとそれに関するデヴィッド・バーン本人のアティチュードがふんだんに盛り込まれている渾身の一冊。 新品同様、帯付。 内容(抜粋) ●逆からの創造: 音楽が生まれる場である「空間」が、いかに音楽の形や表現に影響を与えるかを論じています。例えば、ライブ会場の音響や構造が、そこで演奏される音楽の性質を決定づけるという視点です。 ●テクノロジーと音楽: アナログからデジタルに至るまで、テクノロジーの進化が音楽制作や受容のあり方をどのように変えてきたかを詳細に分析しています。レコーディングスタジオでの作業や、音楽がデジタルフォーマットで流通することの影響についても触れられています。 ●パフォーマンスと音楽: デヴィッド・バーン自身のパフォーマンス経験を通して、音楽がどのように人々に届けられ、体験されるのかを考察しています。彼の象徴的な「ビッグスーツ」の誕生秘話なども語られます。 ●ビジネスとファイナンス: 音楽業界のビジネスモデルや経済的な側面にも言及し、音楽家が活動を継続していく上での課題や可能性について議論しています。 ●キュレーションの力: 無限に存在する音楽の中から、いかにして音楽を選び、聴衆に提示するか、というキュレーションの重要性についても語られています。 ●コラボレーション: 他のアーティストとの共同作業がいかに音楽に新たな側面をもたらすか、そのプロセスと意義について掘り下げています。
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【カセットブック】SNAKE MAN SHOW カセット・ブック FALLOUT SHELTER カセット 箱付き
¥2,000
SNAKE MAN SHOW/カセット・ブック「FALLOUT SHELTER」カセット付です。 桑原茂一を中心としたユニット、スネークマンショーによる、ラジオショーを収録したカセットテープが付属しています。本体のくりぬき部分にカセットを収納。函付。帯ナシ。状態良好。 #スネークマンショー #桑原茂一 #YMO
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【書籍】ノイズウォー/秋田昌美
¥5,500
SOLD OUT
本邦ノイズミュージックの第一人者ともいえるMerzbow(メルツバウ)こと秋田昌美による、ノイズ・ミュージックに関する初の本格的な論考。1970年代後半の胎動期から1980年代初頭にかけて展開・活性化したノイズ・ミュージックの進化と波及の様相を、冷徹な視点で分析し、その「言語化」を試みる。 ノイズの歴史と展開: ノイズ・ミュージックがどのように生まれ、現代音楽に全く新しい手法をもたらしたのかを、その初期の10年間に焦点を当てて解説。ノイズとサブリミナル効果、「無音」レコード、メール・ミュージック、地下ラジオ・ネットワークの展開、これら具体的な事象を挙げてその多様な表現形態を紹介。 思想的背景と価値観: なぜ人々がこのような「暴力的な音」を好んで聴くのか、ノイズ・ミュージックがどのように位置づけられるべきなのかといった問いに対し、著者の経験や過去の事例を交えながら考察を展開。 既成概念への挑戦: 音楽雑誌などではなかなか語られない、ロックやアートとしての音楽といった既成概念に対する、著者の視点やネガティブアプローチが提示されています。スロッビング・グリスルなどのインダストリアルミュージックについても触れ、その影響や関連性を論じる。
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【書籍】吉本隆明、坂本龍一「音楽機械論」ソノシート・函付
¥4,500
詩人であり評論家の吉本隆明と、音楽家の坂本龍一による対談評論。1984年、坂本の創作現場に吉本が立ち会い、デジタル・シンセサイザーなどを用いた当時の最先端だった作曲手法を坂本が解説する。そこでは音楽が作品として屹立していく様が描かれ、同時にモードが変わりつつある文化の時勢を見極め、未来を予測する先見的な対話が紡がれた。既成概念が壊され、技術革新による新時代到来を予見できた時代のドキュメント。ちなみに坂本は「Ev.Cafe」の中で「吉本さんは根本的に音楽が分かってない」とか言ってる。 吉本と坂本による幻の楽曲を収録したソノシート「Hitosashi-Yubi no Etude」付。 1986年発行。 函に経年のシミありますが(画像参照)、本体には問題ありません。
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【書籍】坂本龍一・全仕事(1991)
¥3,500
音楽家・坂本龍一(1952–2023)が、音楽活動を通じてプライベートに保存してきた創作ノート、楽譜、メモ類など膨大な未公開資料と彼のメディアへの発言、未公開インタビュー等をもとに、その全仕事、全思考を追い、彼の音楽活動の全貌を集大成。巻末の充実した文献リストも必見です。 1991年発行。 概ね状態良好ですが、角に経年のアタリがあります。
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【書籍】DRUM‘N’BASS: 終わりなき物語(1998)
¥4,800
SOLD OUT
ゴールディ、LTJブケム、ロニ・サイズを生み出したUKドラムンベースシーンの全貌の書。1990年代初頭に出現し、ジャングルはUKにおいてパンク以来最も重要なサブカルチャーとなった。この現象の起源と発展過程には、複数のストーリーがある。本書は、この画期的なサウンドの勃興を目の当たりにした人々の経験と意見を通して、このシーンの豊かで多様性のある歴史を探る。ハードステップからドラムンベースまで、インナー・シティーの最前線から郊外のベッドルーム・スタジオまで、『ドラムンベース―終わりなき物語は』、ドラムンベースを発展させ形成した、クルー、地域、ファッション、ドラッグ、環境、そしてテクノロジーについて物語る。ドラムンベースという音楽ジャンルが、単なるサウンドの進化だけでなく、それを取り巻く社会、文化、そして人間ドラマを包括的に描いた、包括的な歴史書。
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【ZINE】PANINARO MAGAZINE 001
¥1,500
グラスゴー発、サッカー(football)、ファッション、音楽を融合した、カルチャー誌「PANINARO MAGAZINE 001」。状態良好。 #footballcasuals #casuals #80scasuals #adidas
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【書籍】THE WHO コンプリート・クロニクル“ANYWAY ANYHOW ANYWHERE”
¥1,200
帯の「世界最高の最低なロックンロール・バンド」が秀逸すぎる。1958年から1978年までのザ・フーの活動を年単位で詳しく紹介。メディア出演、レコーディング・セッション、ディスコグラフィーから各ソロ活動など多岐にわたる情報が掲載されている。時期的には1970年代後半までの活動が中心です。ま、黄金期ですから。「ハッピージャック」レコーディング時に。ドラムスのキース・ムーンが、どないかしてコーラスに参加しようとしたけど、メンバーにとにかくやめてくれって言われたが、キースは一回スタジオをでるフリをして、こっそり戻ってきて、見つからんようにマイクに忍び寄った、というエピソードが可愛すぎる。キースLOVE。帯付き、状態良好。
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【書籍】ローリングストーンズ「悪魔を憐れむ歌」(1998)
¥1,000
ジャガー/リチャーズの側近トニー・サンチェスが著した、ストーンズのリアル人間模様。彼らのドラッグ問題や人間関係、そして当時の音楽シーンの裏側を生々しく描いたものです。ブライアン・ジョーンズの死や、アニタ・パレンバーグ、マリアンヌ・フェイスフルといった女性たちとの関係、そしてヘロインなどのドラッグが彼らの人生に与えた影響などが詳細に記されています。ローリング・ストーンズというバンドの光と影、スターとしての華やかさと同時に、その内側に潜む葛藤や破滅的な側面を赤裸々に描いたドキュメント。暴露本ちゃ暴露本。
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【書籍】村井市郎/河内の音頭いまむかし(1994)
¥8,000
超おすすめ!河内音頭の歴史と文化を多角的に掘り下げた一冊。 河内音頭で有名な八尾市役所から刊行されているガチもの。 よくある音頭の解説にとどまらず、その成り立ちから現代に至るまでの変遷、社会背景との関わり、そして人々の生活にどのように根付いてきたかが詳細に記述されている。 ⚫︎河内音頭の起源と発展: 河内音頭がどのように生まれ、地域の祭りや行事を通じて発展していったのかを歴史的にたどる。 ⚫︎音頭取りと演者の系譜: 河内音頭を支えてきた音頭取り(歌い手)や演奏者たちに焦点を当て、彼らの技術や個性がどのように音頭を形作ってきたかを紹介。有名な音頭取りのエピソードも。 ⚫︎社会と文化の中の河内音頭: 河内音頭が、庶民の娯楽としてだけでなく、労働歌や地域の連帯を強める手段としても機能してきた側面を考察。 ⚫︎現代における河内音頭: 高度経済成長期以降の音頭のあり方、若者文化への影響、そして現代における保存・継承の取り組みについて触れられている。伝統芸能としての価値と、新しい形での可能性の議論も。 ⚫︎歌詞と物語性: 河内音頭の歌詞に込められた物語や、人々の喜怒哀楽、世相を反映した表現についても詳しく分析。 著者の村井市郎氏は、別のラジオ番組で「河内音頭のルーツは中河内・南河内ではなく、北河内の交野節である」とハッキリ述べられていますけどね。ま、八尾市に頼まれたら、そら、ね。
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【書籍】田中雄二/電子音楽 in JAPAN
¥3,500
日本の電子音楽史を包括的にまとめた大著。2001年刊行。 ⚫︎日本の電子音楽の黎明期から発展期までを網羅: 1955年にNHK電子音楽スタジオで生まれた日本の電子音楽の起源から、その後の発展、ポピュラー音楽への浸透、特にYMO(イエロー・マジック・オーケストラ)によるテクノポップの隆盛とその終焉(概ね1981年頃まで)を詳細に描いている。 ⚫︎フロンティア・スピリットの追求: 当時未知の音楽であった電子音楽を追求した先駆者たちの探求心や試行錯誤に焦点を当て、その発展の軌跡を丹念に辿る。シンセサイザーなどの電子楽器の開発と利用実践に関する情報を整理。 ⚫︎幅広い視点からの多角的な記述: 電子音楽の専門的な内容だけでなく、それが日本の音楽業界や文化に与えた影響、そして時代ごとの社会背景との関連性についても言及。YMOを中軸としながらも、それ以前の知られざる歴史や、エレクトロニクスがもはや特別なものではなくなった90年代以降の動向に触れる。 ⚫︎証言集としての価値: 半世紀にわたる日本の電子音楽の歴史を、関係者たちの証言や貴重な資料を基に編纂した、綿密な調査に裏打ちする。 その厚さや内容の緻密さから、「電話帳位に厚い」「ダントツに精緻な内容」と評される名著です。