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【単行本】菊水丸の発禁見聞録/河内家菊水丸(1992)
¥800
若き日の河内家菊水丸師匠による、独自の語り口でタブーとされがちな事柄や、メディアではあまり語られない裏話などを展開。テレビ番組での放送禁止用語をめぐる騒動、メディアからの自主規制の要請、あるいは世間の風潮に対する疑問など、表現の自由や大衆芸能と社会との関係について、本当にこの人は「モノを言いたい」人なのだなぁと再認識できる一冊です。当時のリアルタイム性を重んじすぎたためか、とにかく出てくる名前が懐かしいというか古すぎる。後半の河内音頭を広めに世界を回る章は読み応えあり。
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【書籍】ピーターフック・著「ハシエンダ」帯付
¥3,500
ピーターフック(JOY DIVISION、NEWORDER)がファクトリー・レコードのトニーウィルソンと共同設立した、マンチェスターの伝説的クラブ「ハシエンダ」の栄枯盛衰を、当事者の視点から描いた、ブ厚めの一冊。ハシエンダが、音楽、ファッション、アートなど、当時のマンチェスターのユースカルチャーに与えた絶大な影響が語られ、特にアシッドハウスのムーブメントの中心となって労働者階級から上流階級まで、あらゆる人々が混ざり合う自由な空間として華やかに機能していたことが伺い知れます。そしてエクスタシーなどのドラッグの使用が蔓延、ギャングによる薬物売買が横行し、警察の取り締まりの強化、薬物による死亡事故、そして絶えない暴力事件により、ハシエンダの運営は追い詰められていきます。1980年代後半から90年代初頭において、英国第二の都市マンチェスターにおける音楽、ドラッグ、暴力、そして文化の興亡を、まさに「当事者」の視点で描いた一冊。
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オリヴァー・サックス「音楽嗜好症-ミュージコフィリア-」
¥1,200
副題に「脳神経科医と音楽に憑かれた人々」と冠された本書は、音楽と人間の脳、そして精神との間に存在する、驚くべき、奇妙な相関関係を探求した医学エッセイ。音楽の普遍性や、それが人間にとってなぜ重要なのかという哲学的・生物学的な問いにも触れており、音楽が単なる娯楽ではなく、人間の本質的な一部であり、ときに治癒的な力を持つ一方で、予期せぬ症状を引き起こすこともある、ということも述べられています。 下記の興味深いケーススタディーが掲載されています。 ●雷に打たれた後、突如として音楽への強い衝動に駆られ、ピアニストになった医師 ●特定のナポリ民謡を聴くと発作を起こしてしまう女性 ●フランク・シナトラの歌声が頭から離れなくなり、苦悩する男性 ●数秒しか記憶が持続しないにもかかわらず、バッハの難曲を演奏できる音楽家 ●ウィリアムズ症候群(極めて音楽的な才能を持つことが多い遺伝子疾患)の子どもたち ●耳鳴りや難聴に伴う音楽幻聴に悩まされる人々 ●パーキンソン病患者が音楽によって動きを取り戻すケース ●失語症の患者が音楽を通して言葉を取り戻すケース ●アルツハイマー病や記憶喪失の患者が、音楽によって過去の記憶や自己とのつながりを取り戻すケース 発行年:2010年初版 サイズ:136mm × 192mm × 30mm
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【書籍】デヴィッド・バーン『音楽のはたらき』(2023)
¥3,000
SOLD OUT
トーキングヘッズのフロントマンであり、ワールドミュージックのレーベル「ルアカ・バップ」を設立し、自ら南米やカリブ諸地域を旅してさまざまな音楽・ミュージシャンとの交流や欧米シーンへの紹介・発掘を進めるなど、いまなお精力的な活動を続けるデイヴィッド・バーン。 『音楽のはたらき』とのタイトルであるが、それは音楽が聴衆にどうはたらきかけるか、というよりはむしろ、音楽ビジネスが社会の中でどう作用しているか、という方向性であり、下記目次のほんの一部を見てもらっても分かるとおり、かなり実践的な音楽ビジネスとそれに関するデヴィッド・バーン本人のアティチュードがふんだんに盛り込まれている渾身の一冊。 新品同様、帯付。 内容(抜粋) ●逆からの創造: 音楽が生まれる場である「空間」が、いかに音楽の形や表現に影響を与えるかを論じています。例えば、ライブ会場の音響や構造が、そこで演奏される音楽の性質を決定づけるという視点です。 ●テクノロジーと音楽: アナログからデジタルに至るまで、テクノロジーの進化が音楽制作や受容のあり方をどのように変えてきたかを詳細に分析しています。レコーディングスタジオでの作業や、音楽がデジタルフォーマットで流通することの影響についても触れられています。 ●パフォーマンスと音楽: デヴィッド・バーン自身のパフォーマンス経験を通して、音楽がどのように人々に届けられ、体験されるのかを考察しています。彼の象徴的な「ビッグスーツ」の誕生秘話なども語られます。 ●ビジネスとファイナンス: 音楽業界のビジネスモデルや経済的な側面にも言及し、音楽家が活動を継続していく上での課題や可能性について議論しています。 ●キュレーションの力: 無限に存在する音楽の中から、いかにして音楽を選び、聴衆に提示するか、というキュレーションの重要性についても語られています。 ●コラボレーション: 他のアーティストとの共同作業がいかに音楽に新たな側面をもたらすか、そのプロセスと意義について掘り下げています。
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【カセットブック】SNAKE MAN SHOW カセット・ブック FALLOUT SHELTER カセット 箱付き
¥2,000
SNAKE MAN SHOW/カセット・ブック「FALLOUT SHELTER」カセット付です。 桑原茂一を中心としたユニット、スネークマンショーによる、ラジオショーを収録したカセットテープが付属しています。本体のくりぬき部分にカセットを収納。函付。帯ナシ。状態良好。 #スネークマンショー #桑原茂一 #YMO
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【書籍】ノイズウォー/秋田昌美
¥5,500
SOLD OUT
本邦ノイズミュージックの第一人者ともいえるMerzbow(メルツバウ)こと秋田昌美による、ノイズ・ミュージックに関する初の本格的な論考。1970年代後半の胎動期から1980年代初頭にかけて展開・活性化したノイズ・ミュージックの進化と波及の様相を、冷徹な視点で分析し、その「言語化」を試みる。 ノイズの歴史と展開: ノイズ・ミュージックがどのように生まれ、現代音楽に全く新しい手法をもたらしたのかを、その初期の10年間に焦点を当てて解説。ノイズとサブリミナル効果、「無音」レコード、メール・ミュージック、地下ラジオ・ネットワークの展開、これら具体的な事象を挙げてその多様な表現形態を紹介。 思想的背景と価値観: なぜ人々がこのような「暴力的な音」を好んで聴くのか、ノイズ・ミュージックがどのように位置づけられるべきなのかといった問いに対し、著者の経験や過去の事例を交えながら考察を展開。 既成概念への挑戦: 音楽雑誌などではなかなか語られない、ロックやアートとしての音楽といった既成概念に対する、著者の視点やネガティブアプローチが提示されています。スロッビング・グリスルなどのインダストリアルミュージックについても触れ、その影響や関連性を論じる。
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【書籍】吉本隆明、坂本龍一「音楽機械論」ソノシート・函付
¥4,500
詩人であり評論家の吉本隆明と、音楽家の坂本龍一による対談評論。1984年、坂本の創作現場に吉本が立ち会い、デジタル・シンセサイザーなどを用いた当時の最先端だった作曲手法を坂本が解説する。そこでは音楽が作品として屹立していく様が描かれ、同時にモードが変わりつつある文化の時勢を見極め、未来を予測する先見的な対話が紡がれた。既成概念が壊され、技術革新による新時代到来を予見できた時代のドキュメント。ちなみに坂本は「Ev.Cafe」の中で「吉本さんは根本的に音楽が分かってない」とか言ってる。 吉本と坂本による幻の楽曲を収録したソノシート「Hitosashi-Yubi no Etude」付。 1986年発行。 函に経年のシミありますが(画像参照)、本体には問題ありません。
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【書籍】坂本龍一・全仕事(1991)
¥3,500
音楽家・坂本龍一(1952–2023)が、音楽活動を通じてプライベートに保存してきた創作ノート、楽譜、メモ類など膨大な未公開資料と彼のメディアへの発言、未公開インタビュー等をもとに、その全仕事、全思考を追い、彼の音楽活動の全貌を集大成。巻末の充実した文献リストも必見です。 1991年発行。 概ね状態良好ですが、角に経年のアタリがあります。
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【書籍】DRUM‘N’BASS: 終わりなき物語(1998)
¥4,800
SOLD OUT
ゴールディ、LTJブケム、ロニ・サイズを生み出したUKドラムンベースシーンの全貌の書。1990年代初頭に出現し、ジャングルはUKにおいてパンク以来最も重要なサブカルチャーとなった。この現象の起源と発展過程には、複数のストーリーがある。本書は、この画期的なサウンドの勃興を目の当たりにした人々の経験と意見を通して、このシーンの豊かで多様性のある歴史を探る。ハードステップからドラムンベースまで、インナー・シティーの最前線から郊外のベッドルーム・スタジオまで、『ドラムンベース―終わりなき物語は』、ドラムンベースを発展させ形成した、クルー、地域、ファッション、ドラッグ、環境、そしてテクノロジーについて物語る。ドラムンベースという音楽ジャンルが、単なるサウンドの進化だけでなく、それを取り巻く社会、文化、そして人間ドラマを包括的に描いた、包括的な歴史書。
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【ZINE】PANINARO MAGAZINE 001
¥1,500
グラスゴー発、サッカー(football)、ファッション、音楽を融合した、カルチャー誌「PANINARO MAGAZINE 001」。状態良好。 #footballcasuals #casuals #80scasuals #adidas
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【書籍】THE WHO コンプリート・クロニクル“ANYWAY ANYHOW ANYWHERE”
¥1,200
帯の「世界最高の最低なロックンロール・バンド」が秀逸すぎる。1958年から1978年までのザ・フーの活動を年単位で詳しく紹介。メディア出演、レコーディング・セッション、ディスコグラフィーから各ソロ活動など多岐にわたる情報が掲載されている。時期的には1970年代後半までの活動が中心です。ま、黄金期ですから。「ハッピージャック」レコーディング時に。ドラムスのキース・ムーンが、どないかしてコーラスに参加しようとしたけど、メンバーにとにかくやめてくれって言われたが、キースは一回スタジオをでるフリをして、こっそり戻ってきて、見つからんようにマイクに忍び寄った、というエピソードが可愛すぎる。キースLOVE。帯付き、状態良好。
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【書籍】ローリングストーンズ「悪魔を憐れむ歌」(1998)
¥1,000
ジャガー/リチャーズの側近トニー・サンチェスが著した、ストーンズのリアル人間模様。彼らのドラッグ問題や人間関係、そして当時の音楽シーンの裏側を生々しく描いたものです。ブライアン・ジョーンズの死や、アニタ・パレンバーグ、マリアンヌ・フェイスフルといった女性たちとの関係、そしてヘロインなどのドラッグが彼らの人生に与えた影響などが詳細に記されています。ローリング・ストーンズというバンドの光と影、スターとしての華やかさと同時に、その内側に潜む葛藤や破滅的な側面を赤裸々に描いたドキュメント。暴露本ちゃ暴露本。
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【書籍】村井市郎/河内の音頭いまむかし(1994)
¥8,000
超おすすめ!河内音頭の歴史と文化を多角的に掘り下げた一冊。 河内音頭で有名な八尾市役所から刊行されているガチもの。 よくある音頭の解説にとどまらず、その成り立ちから現代に至るまでの変遷、社会背景との関わり、そして人々の生活にどのように根付いてきたかが詳細に記述されている。 ⚫︎河内音頭の起源と発展: 河内音頭がどのように生まれ、地域の祭りや行事を通じて発展していったのかを歴史的にたどる。 ⚫︎音頭取りと演者の系譜: 河内音頭を支えてきた音頭取り(歌い手)や演奏者たちに焦点を当て、彼らの技術や個性がどのように音頭を形作ってきたかを紹介。有名な音頭取りのエピソードも。 ⚫︎社会と文化の中の河内音頭: 河内音頭が、庶民の娯楽としてだけでなく、労働歌や地域の連帯を強める手段としても機能してきた側面を考察。 ⚫︎現代における河内音頭: 高度経済成長期以降の音頭のあり方、若者文化への影響、そして現代における保存・継承の取り組みについて触れられている。伝統芸能としての価値と、新しい形での可能性の議論も。 ⚫︎歌詞と物語性: 河内音頭の歌詞に込められた物語や、人々の喜怒哀楽、世相を反映した表現についても詳しく分析。 著者の村井市郎氏は、別のラジオ番組で「河内音頭のルーツは中河内・南河内ではなく、北河内の交野節である」とハッキリ述べられていますけどね。ま、八尾市に頼まれたら、そら、ね。
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【書籍】田中雄二/電子音楽 in JAPAN
¥3,500
日本の電子音楽史を包括的にまとめた大著。2001年刊行。 ⚫︎日本の電子音楽の黎明期から発展期までを網羅: 1955年にNHK電子音楽スタジオで生まれた日本の電子音楽の起源から、その後の発展、ポピュラー音楽への浸透、特にYMO(イエロー・マジック・オーケストラ)によるテクノポップの隆盛とその終焉(概ね1981年頃まで)を詳細に描いている。 ⚫︎フロンティア・スピリットの追求: 当時未知の音楽であった電子音楽を追求した先駆者たちの探求心や試行錯誤に焦点を当て、その発展の軌跡を丹念に辿る。シンセサイザーなどの電子楽器の開発と利用実践に関する情報を整理。 ⚫︎幅広い視点からの多角的な記述: 電子音楽の専門的な内容だけでなく、それが日本の音楽業界や文化に与えた影響、そして時代ごとの社会背景との関連性についても言及。YMOを中軸としながらも、それ以前の知られざる歴史や、エレクトロニクスがもはや特別なものではなくなった90年代以降の動向に触れる。 ⚫︎証言集としての価値: 半世紀にわたる日本の電子音楽の歴史を、関係者たちの証言や貴重な資料を基に編纂した、綿密な調査に裏打ちする。 その厚さや内容の緻密さから、「電話帳位に厚い」「ダントツに精緻な内容」と評される名著です。
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書籍】I SHOT ANDY WAHOL ポップカルトブック 帯付 状態良好
¥2,500
ウォーホルを撃った謎の女。1996年に公開された同名映画のオリジナル・シナリオを中心に、1968年にポップ・アートの巨匠アンディ・ウォーホルを銃撃した女性、ヴァレリー・ソラナスの生涯を追った一冊。ソラナスという人物を通して、1960年代のポップカルチャー、とくにウォーホルが築き上げたアート共同体「ファクトリー」の光と影を描き出す。アンディ・ウォーホル銃撃事件という美術史に残る出来事の裏側にいた、ヴァレリー・ソラナスという女性。彼女が狂っていたのか、それとも何か強い主張があったのか。 出版社:早川書房 出版年:1996年 サイズ:150mm×208mm ページ:246P
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【大型本】デヴィッド・リンチ『暴力と静寂に棲むカオス』2012
¥2,000
2012年11月10日から12月2日までラフォーレミュージアム原宿にて開催されている同名の展覧会の公式カタログとして刊行された、巨匠デヴィッド・リンチの最新作品集。 絵画、ドローイング、写真、ショートフィルムなど、日本初公開作品を含む幅広い作品群を通してその表現の深層に迫っている。 発行年:2012 サイズ:W225×H290mm 寓話的なモチーフを描いた絵画作品や、日常に不穏な影の片鱗を見出すような写真作品など、 世界的映画監督という枠を超えた現代美術作家としての彼の魅力を余すところなく伝える一冊。創作の源泉である「ハリウッドの光と闇」を伝える写真ページも必見。
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【大型本】円谷プロ全怪獣図鑑(2013)
¥3,500
SOLD OUT
「全怪獣」とはエラい大風呂敷を広げたもんでんな、といいつつ、ガチでその数2500体!まずその数に圧倒され読み進めるうちに416ページ分の重みで円谷酔いしかねない重厚な一冊。 2013年に創立50周年を迎えた円谷プロダクション。 「ウルトラマン」「ウルトラセブン」などのウルトラシリーズをはじめ、「ミラーマン」「快獣ブースカ」など数々の特撮作品を世に送り出してきた。これらの作品に登場し、主人公以上に鮮烈な印象を与えた存在=怪獣。「バルタン星人」「エレキング」など、この50年間に生み出された怪獣は約2500体。この大図鑑では、そのすべてを国内で初めて収録している。 「ウルトラシリーズ」はもちろん、「ミラーマン」「ジャンボーグA」「アステカイザー」などの作品の怪獣・怪人も収録。さらに最新作の「ネオ・ウルトラQ」の怪獣も。また怪獣の細かい『バージョン違い』や、宇宙人の円盤、人間に化けているときの姿など、ファンにはたまらない詳細な情報も掲載しています。とにかく詳細。とにかく網羅。とにかく全部。はっきりいってオトナのための大図鑑です。 出版年:2013 サイズ:W215mm × H280mm × D30mm 特製クリアファイル付き。帯付き。
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【文庫】90sフライヤーコレクション『クラブフライヤー 』(1999)
¥800
1990年代なつかしのサイバーなデジタルコラージュや、初期3DCG、90sあるあるのポップで丸みを帯びたフォントなど、当時の濃厚な雰囲気を伝えるデザインが多数掲載されています。主要な掲載クラブは、YELLOW、HARLEM、club asia、club VIVIAN、MISSION、NUTS、RUBBERなど。当時夜な夜な出入りしていたそこのあなた、冥土の土産にいかがですか?老人ホームに寄贈しよかな。
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【書籍】希少版『憂魂、高倉健』 横尾忠則・編(1971初版)
¥7,500
横尾忠則が編集を手がけた、俳優・高倉健の写真集。1971年に制作されたものの、版元の倒産などにより、書店に並ぶことがなかった「幻の書」として知られています。2009年に復刻されましたが、こちらはオリジナルの初版(印刷会社:細川活版所)となります。写真は細江英公、立木義浩、森山大道、石黒健治ら豪華写真家陣。横尾忠則による高倉健へのインタビューや、年譜も収録されてた、健さんファンにも資料的価値の高い一冊です。背表紙に経年のシワと若干破れあり。帯はありません。 出版年:1971 サイズ:190mm×260mm
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【書籍】加山雄三『KAYAMA YUZO』20周年記念本(昭和55年)
¥800
夏といえば若大将、若大将といえば加山雄三! 加山雄三といえば若大将!若大将といえば夏! ・・・すいません。僕は加山について語れるほどの見識はありません。 たしか日本で最初にフェアライトを買った人、「お嫁においで」が加山雄三で、「嫁に来ないか」が新沼謙二で。あと、なんか船燃えてた、ぐらいの印象です。 内容は写真満載、インタビューありで充実の内容。竹内まりやと加瀬邦彦に挟まれて笑顔でダブルピース(アヘ顔ではない)など、「いわゆる」若大将感あふれるショットも。イラストは和田誠。 発行年:1980 サイズ:215mm × 302mm
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【書籍】「ルー・リード伝」・アンソニー・デカーティス著
¥3,200
ロックの伝説、ルー・リード(1942-2013)の人生と音楽を掘り下げた伝記。わりとブ厚いです。思春期のトラウマ、父親への憎しみ、アルコール、セックス、ドラッグ、アンダーグラウンドカルチャーへの傾倒といった暗い側面から、天使のような優しさまで、複雑な内面に触れる内容になっています。アンディ・ウォーホル、デイヴィッド・ボウイ、ジョン・ケイル、メタリカ、そして最後の妻ローリー・アンダーソンなど、多数の証言を収録。また、多数の曲の数々の歌詞が深く分析され、その歌詞に込められたメッセージや、彼の思想が明らかにされています。ユダヤ人としての出自が、音楽や人生に大きく影響を与えたようです。ルー・リードおよびヴェルヴェッツ大好きっ子なら必携の一冊。
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【単行本】ロックミュージックの社会学/南田勝也・著(2001)
¥800
ロックを3つの指標(アウトサイダー、アート、エンターテインメント)に分け、それぞれを考察する一冊です。パンクロックの登場や、それらがしだいにポップ化(商業化)されて消費される過程についても触れており、とくに日本のロックについては六〇年代〜九〇年代までつぶさに書かれており、いわゆる「バンドブーム」の登場でロックという現象は終焉を迎え、九〇年代以降は「ロック亡きあと」の時代が始まった、と著者は主張している。ま、たしかにね。店主の時代も、ロックの残滓とも呼ぶべきコンテンツを、こそぎ取って延命していた時代だったのかもしれない。
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【雑誌】細野晴臣×奥村靫正/銀星倶楽部 「魔都」(1985)
¥2,500
店主が10代の頃に読み漁っていた雑誌「銀星倶楽部」。丸尾末広に出会ったのも銀星倶楽部のこの作品だったかも、高校時代のトラウマです。今号は、なんといっても細野晴臣(S.F.X時代)の顔が、ページごとにコラージュで崩壊していく奥村靫正の作品が白眉です。奥村靫正、花輪和一、川崎ゆきお、奥平イラなどなど。時代の先端がここにはありました。
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【単行本】ザ・ビートルズ フォーエヴァー(1987)
¥800
バンドの初期から解散、そしてその後のメンバーのソロ活動に至るまでの詳細な情報を網羅した一冊。バンドの楽曲制作の背景、レコーディングのエピソード、各アルバムの分析、そして彼らのキャリアにおける重要な出来事や文化的意義について深掘りされています。 大筋は、ビートルズがどのようにして世界的な現象となり、音楽の概念を変えたのか、その過程を丁寧に解説しています。